ミネラルウォーター
レストランでは水=炭酸入りのミネラルウォーター
ドイツのレストランでお水(ミネラール ヴァッサー)を頼むと、普通は炭酸入りのお水が出てきます。
炭酸が入っていないお水が欲しい時には:
Mineralwasser ohne kohlensäure bitte..!
ミネラーールヴァッサー オーネ コーレンゾイレ ビッテ! (bitte/ビッテ=ください) と言ってください。
ちなみに炭酸入りは
Mineralwasser mit kohlensäure
ミネラーールヴァッサー ミット コーレンゾーレ
となります。
親切な店員さんの場合は、オーネ? oder ミット?と聞いてくれることもあります。
そんなときはオーネ(炭酸なし)bitte..! か、ミット(炭酸入り)bitte..! と答えてください。
日本人好みのミネラルウォーターは?
ドイツで販売されているミネラルウォーターの多くは、日本にも輸入されていて見覚えのあるものが多いのではないかと思います。
ドイツのスーパーマーケットには、Volvic、Vittel、Contrex、evian などフランス産のものやベルギーのSPAなどがよく置いてあります。 中でも日本人の口に合うのが軟水(硬度60)のVolvicではないでしょうか。
その真反対にある硬水(硬度1468)のContrexは好みが分かれるようです。Contrexは硬度が高くて特徴があるので、目隠し試飲でもだいたい誰でも分かります。
ドイツ産のミネラルウォーターGerolsterinerという(炭酸入り・なし)の炭酸がないタイプは硬度が1400もあるのに、どういうわけかまろやかで喉越しもいいお水です。ミネラルが多く含まれていて、なおかつ喉越しのいいGerolsteiner(特に炭酸なし)は日本人にはお勧めです。
軟水と硬水の違いって?
軟水と硬水の違いは、水に含まれているミネラルの量(硬度)で決まります。
山に降った雨水が、長い間地中を通る間に地中のミネラルを含んで出てきたものが飲料水になりますが、日本は国土が狭いので、雨水が地中を通る期間が短くてミネラルを多く含まずに出てくるために軟水となります。
距離が短いので地中のミネラルを多く含んでいる時間がないのです。その点、大陸でできる水は長い間ゆっくりと土の中のミネラルを吸収して出てきますから、ミネラルを多く含むので硬度が高くなります。
硬度の低い軟水は喉越しがよくて美味しいのですが、ミネラルは少ないことになります。そして喉越しのよくない硬水にはミネラルがたっぷりと含まれています。
ミネラルとは、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ナトリウム、リンなど全部で114種類もありますが、その多くが身体に必要なものでもあります。
ドイツの水道水の硬度 約 300 (mg/L)
(デュッセルドルフ・メアブッシュ周辺)
地下水の硬度 約 180 (mg/L)
(同上)
ドイツの水道水の湯冷まし(沸騰させて冷やした水)の硬度 約 30 (mg/L)
(同上)
雨水の硬度 約 30 (mg/L)
(同上)
日本の水道水の硬度 約 60 (mg/L)