インターネットの申し込み
インターネットの申し込みは、通常固定電話の申し込みとセットで行います。
この時、自分に適したインターネット接続プランを選択しないと、毎月無駄な出費が増えてしまいます。申し込みの前に、必要な情報を確認しましょう。
- 回線の種類
- ISDN
いわゆる電話回線です。品質が安定している一方、データ通信は現在の水準からするととても遅く、料金も従量制であることが多いため、インターネット回線としては現在はほとんど使われていません。
- ADSL
ISDNと同じように電話線を使用しますが、音声通話では使わない高い周波数帯を使用して、高速のデータ通信を行います。
- VDSL
これも電話線を使用しますが、ADSLよりさらに高い周波数帯を使用し、ADSLの数倍の速度を実現します。現在の技術ではまだ数百メートルしか接続できないため、建物の共有部分(主にケラー)までは光ファイバーで接続され、そこからVDSLを引き込むことになります。共有部分まで光ファイバーが接続されていない建物では、VDSLを利用することはできません。
- 速度
- 単位
コンピュータで取り扱われるデータの量は、一般的にbit(ビット)かByte(バイト)という単位で表されています。通信速度を表す場合は、1秒間にどのくらいの量を通信できるか、と言う意味で、bit/sもしくはByte/sと言う単位で表されます。最近はその量も増えてきましたので、1000倍のk(キロ)や、1000000倍のm(メガ)を付ける場合がほとんどです。
- bit と Byteの違い
どちらも情報量を表す単位ですが、bitと言うのは、情報の単位で最小のもので、8bitになると1Byteとなります。元々は文字の情報量を表す(半角英数1文字=1Byte)ために用いられたのですが、現在ではHDDやメモリの容量を示すために使用されています。通常MB(メガバイト)やKB(キロバイト)のように表示されます。
- 速度表示
インターネットプロバイダのプランを選択する基準として、通信速度が表示されています。ドイツでは大抵2Mbps(メガビーピーエス)~50Mbpsというように表示されています。このMbpsは、Byteではなくbitです。つまり1秒間に2MBのファイルを転送できるのではなく、2Mbitですので、約250KBしか転送できない計算になります。
- 速度の目安
- 最高速度、実質速度
一般的に、プロバイダが示す速度は、「最高速度」です。ただし、これはあくまでも条件がそろえば実現できる"可能性のある"速度のことで、回線の状況や、パソコン等の使用台数などの条件によりますが、なるべく最速の環境を提供します。と言う契約です。一方、実際の測定により算出される速度が「実質速度」ですが、これは「最高速度」のおよそ2/3~1/2くらいまで落ちると言われています。
- 目安
高画質の動画のようなコンテンツを除くインターネットやメールを使用するだけなら、1Mbpsで十分です。ただし、動画等も含めてインターネットを快適に利用するには、5Mbpsは欲しいと言われています。
Apr.12 MS