ドイツで快適クッキング⑭ 新年のハニーカステラ

遅まきながら新年あけましておめでとうございます。みなさまのご健康とご息災、心よりお祈り申しあげます。

 

住み慣れたデュッセルを離れましてベルリンの郊外で、エコ・プアー(poorではなくpur)な年越しを迎えました・・・・暖冬のクリスマス、今まで知らなかったドイツの冬の風物詩いろいろ発見!野原の茂みに野生のリンゴの木発見。1月になってもまだ実がついています。それがまるでクリスマスのお飾りのよう・・・

年末年始はやはり和食を作りたくなります。できればケーキも。

というわけで、予てから挑戦したかったカステラを作りました。「エコひいき」なドイツ人が多く住んでいる土地柄、卵や趣味の養蜂家からはちみつなどを大量におすそ分けいただけるので、「ぐりとぐら」のように大量に焼いてお返しします。

 

カステラは焼いた後最低3日寝かせると味と食感がよくなります。日持ちもしますので、プレゼントとしてもとても重宝します。

材料(ドイツの角形ケーキ型)

卵(Lサイズ)4個 常温にもどす

砂糖 80g

強力粉100g

はちみつ(クリアータイプ) 大さじ2~3

牛乳 大さじ2

 

オーブンは180度に温めておきます。ドイツの角形ケーキ型にクッキングシートを型通りに折って敷きます。

はちみつと40度くらいに温めた牛乳をあわせます。

 

良く乾いた大きめのボールを40度くらいの湯せんにかけます。

 

ボールに卵(大4個)を全部割りいれ、砂糖と塩を加えてハンドミキサーの最高速で6分くらい撹拌します。湯せんの温度が下がったら、常にお湯を足して温度管理してください。

(写真左)

 

全体の量が4倍くらいになり、もったりクリーミーな状態になります。

(写真中央)


はちみつ牛乳とみりん、(またはレモンの皮のすりおろし)を加えてさらに高速で2分くらい。

(写真右)

小麦粉を3回にわけて入れます。低速でそれぞれ1分くらい撹拌、最後は3分しっかり混ぜ合わせます。

 

すばやく型に流しいれ、型の底をとんとんとたたき、気泡を切ります。すぐにオーブンに入れます。

 

左下の写真のように焼き色がついたら下からの熱170度に切り替え、カステラらしいこげ茶の焼き目がつくまで、約40分くらいがトータルの焼時間です。オーブンは極力開けないようにしてください。

 

真ん中がちょっと盛り上がりながらも割れ目ができないのが理想ですが、万が一割れてしまった場合、水を霧吹きでかけておちつけます。かすてらはしっとり水分が命ですので、焼き過ぎて乾燥させないように気を付けます。 

(写真中央)

 

焼きあがったら20センチくらいの高さから型をストンと落とし、逆さにしてシートをはがします。すばやくラップでぴったり包み、蒸気を閉じ込めます。

(写真右)

ザラメの代わりにHagel Zuckerを底に敷き詰めはしたが、結果はいまいちでした/・~・\ ザラメ欲しい~。

 

コツは、湯せんの温度を最後まで下げないこと、常温にもどした卵、牛乳を使うこと。また、焼き型の用意、焼いた後のラッピングをあらかじめ用意しておいて手早く行うことです。レモンの代わりにオレンジ、みりん風味、または甘栗の薄切りを型の下に敷き詰める、などアレンジして楽しめます。バター不使用なのでカロリーもセーブできます。